つらいカンジダ症に一度悩まされると、その再発の恐れが常につきまとうものです。「やっと良くなった」と思ったのに、またあの不快な症状が戻ってくる…そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
カンジダ症は女性の約75%が一生に一度は経験するといわれる一般的な症状ですが、その中でも約40〜45%の方が再発に悩まされているというデータもあります。
カンジダ再発を防ぐ!医師が教える根本的な対策とセルフケア方法
カンジダ膣炎は多くの女性が一度は経験する疾患ですが、治療後の再発に悩まされている方も少なくありません。実は、カンジダ膣炎の約40%が半年以内に再発するというデータもあります。この記事では、婦人科医が推奨する再発防止の根本的対策とセルフケア方法をご紹介します。
膣内環境を整える
膣は通常、乳酸桿菌によって酸性に保たれており、この環境がカンジダ菌の異常繁殖を抑制しています。この環境が乱れると再発リスクが高まります。プロバイオティクスの摂取がカンジダ再発防止に効果的で、特にラクトバチルス菌は膣内の酸性度を維持し、カンジダ菌の増殖を抑制する効果があります。
下着選び
通気性の良い綿素材の下着を選び、締め付けの強いものは避けましょう。ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は蒸れやすく、カンジダの増殖環境を作りやすいため注意が必要です。医学誌に掲載された研究では、綿素材の下着を着用する女性はカンジダ再発率が約30%低下したという結果も報告されています。
入浴時の洗い方
膣内を石鹸で洗うのは避け、外陰部は刺激の少ない専用ソープか、ぬるま湯で優しく洗いましょう。過剰な洗浄は常在菌のバランスを崩す原因になるため、適度な洗浄を心がけましょう。
食生活の見直し
ヨーグルトや発酵食品を積極的に摂取することで、腸内環境が改善され、間接的に膣内フローラのバランスを整えることができます。また、過剰な糖分摂取はカンジダ菌の栄養源となるため、甘いお菓子や炭水化物の摂取を控えめにしましょう。
ストレスも再発の大きな要因に
国立成育医療研究センターの研究によると、強いストレス状態が続くと免疫力が低下し、カンジダ再発リスクが約1.5倍に高まるとされています。適度な運動や十分な睡眠、瞑想などで、ストレスを軽減する習慣を取り入れましょう。
抗生物質
服用後はカンジダが再発しやすい時期です。抗生物質は悪玉菌だけでなく善玉菌も減らしてしまうためです。抗生物質治療を受ける際は、医師に膣カンジダのリスクについても相談しておくと安心です。
大切なパートナーとの関係
性行為によって再感染するケースもあるため、治療中は控えることが望ましいでしょう。また、症状がある時はパートナーも一緒に検査を受けることをお勧めします。
カンジダ症の再発予防は、一時的な対策ではなく、日常生活全体を見直すことが大切です。これらの対策を組み合わせて実践し、カンジダに悩まされない快適な生活を取り戻しましょう。